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ナポリからの便り 映像編
イタリア・ナポリの老舗ピザ窯メーカー「マリオアクント社」。
その若旦さん、サルバトーレ・アクントから貴重な映像が送られてきました。

マリオ アクント社(MARIO ACUNTO)が誇るモデルCLASSICO5の搬入シーン。
それも、その場所は、なんと!アメリカはニューヨーク!

さすがはナポリ窯の雄、マリオ アクント。世界が認めるピザ窯なんですね♪

その「モデルCLASSICO5」の搬入シーンがこれ!
5つの映像に分割されています。
お時間の許す限りご覧ください。

シーン1


シーン2


シーン3


シーン4


シーン5


さて、ご覧いただいた感想はいかがでしたか?
搬入されている方々は日本で言う「重量鳶」「重量鉄骨」等などですね。

基本的に搬入方法は日本と一緒です。

それぞれの搬入場所で違いますが原理原則は同じ。
2t前後の重量の窯を設置するのは大変。

家具を運ぶのとはわけが違います。

設置環境に恵まれたケースだと、その設置場所まで一気にフォークリフトで設置。
実は、昔、私が経営していたイタリアンレストランへの設置がそれでした。

他に、搬入経路に段差があったり、フォークリフトが入る高さがなく、
今回の動画のように線路を仮設してその上を滑らすなど。。

その設置環境で一番安全かつ効率のよい方法がとられます。

ここで、ついでながらピザ窯設置までにかかる作業や店舗に関する事をお伝えいたします。
今回は弊社が取り扱うマリオアクント社製ピザ窯を想定します。

1)運送会社の作業範疇
①弊社倉庫(ショールーム)よりユニック付き4トントラックで設置場所まで輸送。
②現地到着 その後、ユニックで車上からピザ窯を下ろします。

2)重量鳶の作業範疇
①搬入経路の確保
②搬入ルートの仮設
③搬入
④ピザ窯の設置
⑤ピザ窯の向きの調整

3)宮村工作所の作業範疇
①煙突貫通部品の取り付け
②内部煙突工事
③外部煙突工事
④その他オプションによる工事(FMW・DMW・水フィルター等)

4)施工会社と消防署員による消防検査

5)店舗側による空焚き運転開始
約2週間必要です。

6)タイル屋または宮村工作所の作業範疇
①ピザ窯装飾のデザイン
②装飾のための下地製作
③装飾

以上が簡単な作業の流れです。

ここでそれらの費用項目を説明いたします。

①ピザ窯代
②ピザ窯架台代(マリオアクントなら必要ありません。すでに架台は付いています)
③運送費(弊社倉庫から設置場所まで)
④搬入費用
⑤煙突工事費用
⑥ピザ窯装飾費用

その他に必要な設備
・ミキサー
・パーラー一式
・生地を伸ばす大理石の板
・オイルポット
・番重(生地を保管するケース)
・皿
・ピザカッター
・蒔き
・計量器
・醗酵を促す設備(極寒地などではホイロや湯を張って生地に直接触れない仕様の容器)

店舗選びのポイント

ピッツェリアは正直言ってリスキーな業態。
なぜなら、どうしても窯から出る煙と煤が近隣の迷惑になりがち。
既存店で近隣からクレームが出ないのはラッキーなだけ。
それとも、近隣に煙や煤が届かない環境下にあるかです。

避けたい場所

・マンション1階はなるべく避ける

・暴力団系の事務所や住居は避ける

・学校や病院の近所は避ける

・閑静な住宅街は避ける

・2階以上か地下(窯の搬入が困難)

よいと思われる場所

・近隣に焼き鳥・焼肉店などがある。

・繁華街である。

・見晴らしがよく、周りに住居などが少ない。

・飲食店専用のテナントビル

・オフィース街


店舗設計に留意するポイント
・蒔きの保管場所(天井にラックを装着して無駄な空間を利用するなど)
・窯の高さ(フォルナイオの背丈に合わす)
・ピザ窯の周辺の壁や天井(すすで汚れやすいので目立たない配色や水洗いできる素材を使用)
・粉の専用ラック(湿気や水分から隔離されるようにする。)
・窯の設置場所の強度(2tの重量に耐える基礎が必要)
・パーラーの動きが十分に取れるスペースの確保
・空調バランス
①ダクトの吸引力が強いと窯から煙が漏れる。
②基本的に窯から排出される煙と同じ体積の空気の吸引口
③客席と窯の熱を隔離(窯を見せることは一番のディスプレイ。しかし、窯の熱と客席を隔離しなければ夏場などエアコンがまったく効かないケースもある。そこで、空気の流れを変えたり、ガラス板などで隔離する方法もあります。)

最後に、街中でピッツェリアを開店予定の方々には水フィルターをお勧めします。
弊社が推奨する水フィルターは排気効率に影響を与えず、煤の除去率は95%と言われます。
(メーカー発表による)

予算配分

初めて出店される方や、2店舗目を出店される方から、よく予算が少ないと聞きます。
それは、ある意味当然の事だと思います。
有り余るお金を持って出店される方はごく少数です。

むしろ、少ない資金で開業を考える方のほうが多いのでは?
修行を積み技術的に十分な力をつけ、さて、独立を考えた時、はたしてどれだけの
資金がたまっているのでしょうか?

飲食店勤めは拘束時間が長い割に、賃金は安いものです。
そんな経済的環境下で200万~500万を貯めることは至難の業。

当然、外部からの資金調達となります。
しかし、通常なら1坪70万(保証金から建設費用すべて含む)はかかります。

例えば15坪なら1050万円!
それに、当座の運転資金を見込むなら1200万~1500万は要りますね。

さて、親戚・親・政府系金融機関・信用保証協会・銀行・ノンバンク・投資を受ける等など。。。
資金が用意できたら予算配分です。

ここで注意すべきところはどこか。。。。。
根幹部分にはしっかりと。
消耗品は少なめに。

つまり、優先順位をつけなければなりません。
限りある予算で効果的に予算配分。
これは、正直経験がものを言います。

分かっているけど今はお金がない。
だから、開店してお金を貯めてからそれをしようと、誰もが最初に思うこと。
でも、開店後に必ずと言っていいほど後悔されています。

どうか、お気をつけてくださいね。

初めて出店を計画される方、お気軽にご相談くださいね。


当ブログ記事に関するお問合せは 株式会社 ギルド 06-6373-7228 までお気軽にお電話ください。

a0150573_1354041.gif宮村浩樹のオフィシャルサイトはコチラ
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Top▲ | by sig_echan | 2010-04-22 12:50 | マリオ・アクント
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